強化エンジンマウントで、ロードスターはここまで化ける。

KEN AUTOが実車テストで実感した、硬度70Aの実力。


KEN AUTO Sports E/g Mount


天然ゴム製・硬度70A スポーツエンジンマウント

エンジンマウントを変えるだけで、ここまで走りが変わるのか。

「強化エンジンマウント」と聞いて、皆さんはどんなイメージを浮かべますか?


アイドリングでダッシュボードが震える。車内にこもり音が響く。サーキット専用で、普段乗りには我慢が必要……。
そんなネガティブな先入観をお持ちの方も少なくないはずです。


NA/NBロードスターの純正エンジンマウントは、一般にゴム硬度55〜60A程度とされ、街乗りでの快適性や振動の遮断を重視した設計となっています。
これに対し、今回KEN AUTOがテストしたのは、硬度70Aの天然ゴム製強化エンジンマウントです。


純正より高い支持剛性を狙いながら、リジッドマウントのような極端な硬さを求めたものではありません。
ストリートでの快適性を保ちながら、スポーツ走行でどこまでロードスターの走りを引き出せるのか。


KEN AUTOでは、NB8Cデモカーに実際に装着し、走行テストを重ねてきました。
その結果は、私自身の予想を超えるものでした。

強化エンジンマウント

(左上:マツダスピード / 中央:純正品 / 右上:KEN AUTO Sports E/g Mount)

まず驚いたのは、アイドリング時の自然なフィーリング。

エンジンマウントを交換し、キーを捻ってエンジンに火を入れる。
最初に感じたのは、意外なほど違和感が少ないことでした。


「あれ? 思ったより全然静かだぞ……」


もちろん、純正マウントとまったく同じというわけではありません。
交換したことを知っていれば、わずかにソリッドな感覚を意識するかもしれません。しかし、知らずに乗れば交換に気付かない人がいても不思議ではない。それほど自然なアイドリングフィールです。


硬度70Aという数字から想像するほど、振動や不快感が増える印象はありませんでした。
少なくとも今回のNB8Cデモカーでは、日常の街乗りを犠牲にしているとは感じません。
しかし、クラッチをミートし、走り出した瞬間に印象は一変します。

シフトフィールが、劇的に変わる。

今回のテストで最初に強烈な印象を受けたのが、シフトフィールです。
特にNBロードスターの6速ミッションに乗っている方なら、この変化をぜひ体感していただきたいと思います。


私は以前から、この6速ミッション特有の曖昧なシフトフィールに、少なからず不満を感じていました。
ところが、今回のエンジンマウント交換によって、その印象が大きく変わったのです。


例えば、2速から3速へ。
ゲートをまたぐ斜め方向のシフト操作が、驚くほどスムーズに決まる。


もちろん、それだけではありません。
1速から2速、3速から4速といった縦方向の操作でも、シフトレバーが狙ったゲートへ「スパッ!」と小気味よく収まる。
単にレバー操作が重くなったり、硬くなったりするのではありません。


シフトフィールそのものの精度と質感が、明確にワンランク引き上がった感覚です。
そして、この変化はシフトアップだけにとどまりません。


ブレーキングからヒール&トゥでシフトダウンを決める場面でも、狙ったゲートへ迷いなく操作できる安心感があります。
スポーツ走行中のシフト操作に対する信頼感が増し、シフトミスを抑えることにもつながりそうな手応えです。


エンジンとトランスミッションは、車体に対して完全に固定されているわけではありません。
アクセルのオン・オフやクラッチ操作、そして走行中に発生するさまざまなGによって、パワートレインはマウントの弾性範囲内で動いています。
その動きが適切に抑えられることで、シフト操作に対するフィーリングも変わる。


今回のテストでは、それを非常に分かりやすく体感できました。
正直なところ、これだけでも交換する価値を十分に感じています。
しかし、今回のエンジンマウントには、もう一つ、私を驚かせた変化がありました。

エイペックス前後で感じる、フロントオーバーハングの軽快感

さらに走り込む中で、シフトフィールの向上に匹敵する、もう一つの大きな変化を発見しました。
それは、フロントオーバーハングが明らかに軽く感じられることです。
ブレーキングからターンイン、エイペックス、そしてコーナーの立ち上がりまで。


これまでフロントまわりに感じていた重さが薄れ、とにかくフロントオーバーハングが軽く感じられるのです。
ここで言う軽快感とは、単にステアリングの操舵力が軽くなったという意味ではありません。


減速Gと横Gが重なり合うエイペックス前後で、フロントまわりの重量感が明らかに減り、車体前方の身のこなしが軽快になったということです。
特に印象的なのは、これまでコーナリング中に感じていた、フロントの重さが残る時間が短くなったこと。
次の操作に対する車両の反応が、実に気持ちよいのです。


これは、走行条件の違いによる漠然とした印象ではありません。

同じコース、同じコーナーを、同じ速度、同じ操作で走行し、エンジンマウント交換前後の違いを確認しています。
そして、興味深いことに、この変化はドライバーの感覚だけにとどまりませんでした。
スキッドブロックが示した、もう一つの変化。


KEN AUTOのデモカーには、フロントバンパー下部に自社製スキッドブロックを装着しています。
これまでは、コーナリング中にこのスキッドブロックが路面に接触することがありました。
ところが、今回のエンジンマウント交換後、同じコース、同じコーナーを同じ速度と操作で走行しても、それまで接触していたスキッドブロックが路面に接触しなくなったのです。


ドライバーとして感じていたフロントの軽快感に加えて、車両前部の路面とのクリアランスにも、明確な変化が現れました。
この結果は、私にとって非常に興味深いものでした。


フロントの沈み込みを含めた車体の動きが、エンジンマウント交換によって変化していることを考えるうえで、見逃せない現象です。
では、なぜエンジンマウントの交換で、これほどフロントのフィーリングが変わったのでしょうか。
ワンテンポ遅れて訪れる、余計なマスの暴れ。


私が注目しているのは、エンジンを含む重量物であるパワートレインの揺動です。
経年劣化した純正マウントでは、ブレーキング時の減速Gとコーナリング中の横Gによって、パワートレインが車体に対して外側へ大きく、そして遅れて変位していたと考えられます。


そして、まるで「お釣り」のようにワンテンポ遅れて訪れる、その余計なマス(質量)の暴れ。
それこそが、ロードスター本来のフロントオーバーハングの軽快感を損なっていたのではないでしょうか。
エンジンとトランスミッションは、車両の中でも大きな質量を持つ重量物です。
その重量物が車体に対して動き、さらに元の位置へ戻ろうとする。
その過程では、エンジンマウントを介して車体へ伝わる力も変化します。


つまり、パワートレインの揺動は、単にエンジンルームの中だけで完結する話ではないのです。
今回、エンジンマウントを硬度70Aへ引き締めたことで、重量物であるパワートレインの無駄な揺動が抑え込まれたと考えられます。


もちろん、車両そのものが軽くなったわけではありません。
しかし、エンジンという大きな質量が車体に対して動く量やタイミングが変われば、ドライバーが感じ取る車両の応答にも違いが生まれる。
今回の実走テストでは、その違いがエイペックス前後のフロントオーバーハングの軽快感として、はっきりと感じられました。


私は、この現象を単なる偶然とは考えていません。
シフトフィールの向上だけでなく、コーナリング中の車両の身のこなしまで変化したこと。
これこそが、今回のエンジンマウントのテストで得られた、最も意外で、最も面白い発見の一つです。

強化マウント

(KEN AUTO Sports E/g Mount)

マツダスピード製強化マウントとの比較で見えた、約2mmの違い。

さらに、今回のテストでは、マツダスピード製強化エンジンマウントとの比較も行いました。
B6/BPエンジンの1番シリンダー付近でヘッドカバーの高さを測定したところ、今回テストしたマウントでは、マツダスピード製に対して約2mm低い位置にあることを確認しています。


わずか2mm。


しかし、エンジンを支持する位置やマウントの特性が、車両の挙動にどのような影響を与えるのか。
メカニカルな観点から考えると、非常に興味深い違いです。


この測定結果だけでエンジン全体の重心位置や、サーキットでのタイム向上まで説明できるわけではありませんが、今回の実走テストで感じたフロントの軽快感と合わせて考えると、今後さらに検証してみたいテーマです。


同じ硬度のマウントでも、形状やゴムの特性、支持位置などによって、その働き方は必ずしも同じではありません。
だからこそ、硬度という数字だけで判断するのではなく、実際の車両に装着して走らせることが重要なのです。

コンマ数秒を追い求める、サーキットユーザーの皆さんへ。

今回のテストで得られたシフトフィールの向上、そしてエイペックス前後で感じたフロントオーバーハングの軽快感。
これらの変化は、日常のドライビングを楽しむオーナーだけでなく、サーキットやレースでコンマ数秒を削る努力を続けているオーナーにとっても、非常に興味深いものではないでしょうか。


ブレーキングからターンイン、エイペックス、そしてコーナーの立ち上がりまで。
限られた時間の中で車両の姿勢を整え、次の操作へつなげていくサーキット走行では、ドライバーの操作に対して車両がどのように応答するかが重要になります。
今回私が感じた、フロントオーバーハングの明らかな軽快感。そして、シフト操作の正確さと安心感の向上。


これらは、サーキットでの走りを考えるうえでも、見逃せない変化だと感じています。
もちろん、車両の仕様や現在のエンジンマウントの状態、タイヤ、サスペンションなど、条件はオーナーごとに異なります。


エンジンマウントの支持特性が変わることで、車両全体のバランスにも変化が生じ、場合によっては足まわりを含めたセッティングの見直しが必要になるかもしれません。
したがって、このエンジンマウントを装着すれば、必ずラップタイムが短縮されると断言するつもりはありません。


しかし、実際にステアリングを握り、同じ条件で走り比べたドライバーとして、私はこの変化に大きな可能性を感じています。
コンマ数秒を削るための、新たなセッティングの選択肢になり得る。


それだけの可能性を秘めたパーツであると、今回の実車テストを通じて確信しています。
今後はサーキットでの走行データやラップタイムも含め、さらに検証を重ねていきたいと考えています。

KEN AUTOが考える、強化エンジンマウントの価値。

今回のテストを通じて、私は改めてエンジンマウントという部品の重要性を感じました。
エンジンマウントは、単にエンジンを支え、振動を吸収するためだけの部品ではありません。
パワートレインという大きな質量を、車体に対してどのように支持し、どのように動かすか。
その特性は、シフトフィールだけでなく、ドライバーが感じ取る車両の応答にも関係していると考えています。


もちろん、今回の結果はKEN AUTOのNB8Cデモカーで得られたものです。車両の状態や既存マウントの劣化具合、ミッションの仕様によって、感じ方には違いがあるでしょう。


それでも、私自身が今回のテストで感じた変化は明確です。


アイドリング時の自然なフィーリング。
驚くほど小気味よくなったシフト操作。


そして、エイペックス前後で感じるフロントオーバーハングの軽快感。
これらを一つの部品交換で体感できたことは、ロードスターを長年整備し、走らせてきた私にとっても、大きな発見でした。


KEN AUTO Sports E/g Mount。


私たちがこの製品を紹介したい理由は、単に「純正より硬いエンジンマウント」だからではありません。
ロードスターを走らせる楽しさを、もう一段引き上げてくれる可能性を、実車テストで確かに感じたからです。

KEN AUTO Sports E/g Mount

製品仕様・販売価格

項目

内容

商品名

KEN AUTO Sports E/g Mount

適合車種

Mazda Roadster / Miata NA・NB

材質

天然ゴム(NR)

ゴム硬度

70A

セット内容

エンジンマウント左右2個

商品価格

13,500円(税別)

税込価格

14,850円

KEN AUTO取付基本工賃

25,500円(税別)

部品・取付合計

42,900円(税込)


※車両の状態により、固着や破損などに伴う追加作業・追加部品が必要な場合は別途お見積もりとなります。

※商品発送の場合は別途送料が必要です。

※NA/NBの詳細な適合条件については、ご注文時に確認させていただきます。

【先着20台限定】KEN AUTO Sports E/g Mount モニター募集!

ロードスターの走りを、一緒に評価してみませんか?

KEN AUTOでは、このエンジンマウントを単に販売して終わりにはしたくありません。

実際にロードスターを愛し、日々ステアリングを握るオーナーの皆さんと一緒に、リアルな声を集めて製品を評価していきたいと考えています。

 

そこで、NA/NBロードスターを対象とした、先着20台限定のモニター企画を実施します。

街乗りが中心の方も、ワインディングを楽しむ方も、サーキットを走る方も大歓迎です。

 

KEN AUTOが実車テストで感じた変化が、皆さんのロードスターではどのように現れるのか。

ぜひ、率直なインプレッションをお聞かせください。

モニター特典:3,000円キャッシュバック!

モニターとして製品をご購入いただき、装着直後と約6ヶ月後の計2回のアンケートにご協力いただいた方には、3,000円をキャッシュバックいたします。

アンケートでは、次のような内容をお聞きする予定です。

 

  • アイドリング時の振動や騒音の変化
  • シフトアップ・シフトダウン時のフィーリング
  • 街乗りでの快適性
  • コーナリング中の車両のフィーリング
  • 走行距離や主な使用環境
  • 良かった点、気になった点、改善してほしい点

 

アンケートは短時間で回答できる内容を予定しています。

良い評価だけを集めたいわけではありません。

 

「振動が気になった」「思ったほど違いが分からなかった」という率直なご意見も、私たちにとって大切なデータです。

 

評価の内容によって、キャッシュバックの可否が変わることはありません。

 

モニター参加スケジュール

 

STEP 1|エンジンマウントを装着

KEN AUTOでの取付を推奨していますが、他店での取付やDIYでの交換も参加可能です。

 

STEP 2|装着直後のアンケート

交換前後の印象や、初期のシフトフィール、振動、ハンドリングなどをお聞きします。

 

STEP 3|約6ヶ月後のアンケート

一定期間使用した後の変化や、日常使用での満足度、気になった点などをお聞きします。

 

STEP 4|3,000円キャッシュバック

2回のアンケートへのご回答を確認後、3,000円をキャッシュバックいたします。

 

STEP 5|12ヶ月後のフォローアップ(任意)

さらに長期間使用した際の変化を確認するため、12ヶ月後にも簡単なアンケートをお願いする予定です。

こちらは任意であり、キャッシュバックの条件には含まれません。

取付について:KEN AUTOでの作業をおすすめします。

今回のモニター企画では、交換前のエンジンマウントの状態も重要な評価項目と考えています。

 

純正マウントがどの程度劣化していたのか。

 

ゴムに亀裂や変形があるのか。

 

長年使用されたマウントと、比較的新しいマウントでは、交換後の印象にも違いが現れる可能性があります。

そのため、可能な限りKEN AUTOでの取付をおすすめしています。

当店で作業する場合は、取り外したマウントの状態や、新しいマウントの装着状況などを直接確認し、記録させていただきます。

 

遠方のお客様・DIYでの交換も歓迎します。

 

もちろん、遠方にお住まいの方や、普段からご自身で整備されている方にも参加していただきたいと考えています。

他店での取付やDIYでの交換も、モニター対象です。

 

その場合は、交換時に取り外したエンジンマウントの状態が分かる写真を、可能な範囲でご提供ください。

例えば、取り外した左右のマウントを並べて撮影した写真1枚でも大歓迎です。

難しい撮影や、交換後の部品の取り外しは必要ありません。

 

また、交換時の走行距離と、取り外したマウントが純正品・マツダスピード製・その他社外品のいずれであったかを教えていただけると、より有用なデータになります。

 

12ヶ月後のフォローアップでも、マウントの取り外しや写真撮影をお願いすることはありません。

できるだけ気軽に参加していただきながら、皆さんのリアルな声を集めたいと考えています。

モニター募集概要

項目

内容

募集台数

先着20台

対象車種

NA/NBロードスター

商品価格

13,500円(税別)/左右2個セット

取付基本工賃

25,500円(税別)

モニター特典

3,000円キャッシュバック

必須アンケート

装着直後・約6ヶ月後の計2回

12ヶ月後調査

任意

取付場所

KEN AUTO推奨。他店・DIYも参加可能

写真の提供

他店・DIY取付の場合、交換時に可能な範囲でお願いしています

走行距離の条件

最低走行距離の指定なし

※キャッシュバックは、所定の2回のアンケートへの回答完了後に実施します。

※キャッシュバックの申請方法および返金方法は、お申し込み時にご案内します。

※モニター募集は予定台数に達し次第終了します。

アクセス

KEN AUTO Sports E/g Mountのモニター参加をご希望の方は、KEN AUTOまでお問い合わせください。

 

その際、車両の年式・型式、現在のエンジンマウントの種類、取付希望方法(KEN AUTO・他店・DIY)などをお知らせいただけるとスムーズです。

モニター参加希望・製品のお問い合わせ

 

お問い合わせから

 

商品のご注文は

http://kenauto.shop-pro.jp/?pid=194323265

ロードスターと、もっと深く対話するために。

ロードスターの魅力は、単に速さを追い求めることだけではありません。

ドライバーの操作に対して、車がどう応えてくれるのか。

そのわずかな違いを感じ取り、走ることそのものを楽しめること。

それこそが、私たちの愛するロードスターの魅力であり、「人馬一体」の面白さだと思います。

 

今回のエンジンマウントは、その楽しさを改めて教えてくれました。

ぜひ皆さんにも、ご自身のロードスターで体感していただきたいと思います。

 

Keep on driving, Keep on smiling.

 

Miata is the best!

 

KEN AUTO